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悪性リンパ腫の初期症状と進行状況、生存率

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悪性リンパ腫は、リンパ系組織のがんです。

リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、
扁桃腺(へんとうせん)等の組織・臓器と、
リンパ節をつなぐリンパ管、
そしてその中を流れるリンパ液からなります。
これらすべてをリンパ系組織と総称しています。

このリンパ系組織に出来るがんですから、
ガンがどこの組織に出来たかにより、
症状は異なります。

最も多い症状は、首や脇の下、足の付け根など
リンパ節の多い箇所に、痛みのないしこりができます。
その他にも、発熱、体重の減少、ひどい寝汗(盗汗)が
よくある症状で、これら3つの症状を「B症状」といい、
悪性リンパ腫特有の症状です。

しこりは悪性リンパ腫の初期症状ですが、
痛みがないため早期発見が難しいです。
風邪でもリンパが腫れてしこりが出来ることがありますし、
結核、梅毒、白血病など重篤な病気の場合もあります。

ただし、これらの病気は痛みがあることがほとんどですので、
痛みもないのにリンパ節が1cm以上腫れた場合は、
悪性リンパ腫を疑い、専門医の診断を仰いだほうがよいでしょう。


悪性リンパ腫は、がん細胞が増える速さにより低悪性度、
中悪性度、高悪性度に分類されます。

悪性リンパ腫の場合、抗がん剤などの化学療法が効果的で、
しかも癌の進行の早い高悪性度ほど抗がん剤の効果が
現れやすいという特徴があります。

ガンの治療の成果の目安として、5年生存率が挙げられますが、
悪性リンパ腫の場合、他のがんと比べて生存率は高いです。

ガンの分類方法の一つとして、がんの進行度による
「病期(ステージ)」があります。

《臨床病期》
Ⅰ期:病変が1ヶ所のみ。
Ⅱ期:病変が2ヶ所以上、かつ横隔膜の同側にとどまっている。
Ⅲ期:病変が横隔膜の両側のリンパ節領域に及んでいる。
Ⅳ期:非リンパ系臓器にまで病変が認められる。

悪性リンパ腫の5年生存率は、ホジキンリンパ腫の場合、
Ⅰ期90%、Ⅱ期80~90%、Ⅲ期50%~90%、Ⅳ期40~65%、
非ホジキンリンパ腫は、Ⅰ期、Ⅱ期70~90%、
Ⅲ期、Ⅳ期では50%~70%と、若干ホジキンリンパ腫より低くなりますが、
それでも他のがんに比べると高い水準を保っています。

悪性リンパ腫は、全身状態によってもグレード分けされています。

《悪性リンパ腫全身状態のグレード》
グレード0:無症状で、従来通りの活動が出来る。
グレード1:軽度の症状があり、肉体労働は制限を受ける。
       軽い家事や事務などの軽労働や坐業は出来る。
       歩行にも問題ない。
グレード2:歩行や身の回りのことは出来るが、
       時々介助が必要なことがある。
       軽労働は出来ないが、日中の50%以上は起きていられる。
グレード3:身の回りのことはある程度できるが、
       しばしば介助が必要なことがある。
       日中の50%以上は就床している。
グレード4:身の回りのことは出来ない。
       常に介助が必要。
       終日就床が必要。
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