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心エコー検査とはどのような検査ですか? 心エコー検査をすることにより、何がわかるのですか?

◼︎心エコー検査とはどのような検査ですか?

心エコー検査は、心臓超音波検査とも言います。
名前の通り、超音波を用いた検査方法です。

服を脱ぎ、胸部を出してベッドに仰向けに寝た状態で、
プローブと呼ばれる超音波発信機をあて、心臓の筋肉や弁に
当たって跳ね返ってきた超音波を受信し、画像に加工することにより
動いている心臓を、動いているそのままの状態で見ることができます。

プローブを当てる際、プローブと皮膚との間に隙間が開かないよう
ゼリー剤を塗ってぴったりと密着させます。

超音波はレントゲン検査などのように放射線による被曝の心配がないため、
妊婦や乳幼児でも安心して検査を受けることができます。
また、痛みもありません。

検査室は電気を消しますが、モニターその他の光もあるため、
薄暗い程度です。

MRIのように、狭い場所に一人で20分以上動かないようにしたり、
大きな音がしたりすることもないので、心配ありません。


◼︎心エコー検査をすることにより、何がわかるのですか?

絶えず動いている心臓の動きを実際に見ることのできる検査法は、
心エコー以外にはほとんどありません。

そのため、心臓病が疑われる方に必ず行う検査と言ってもいいでしょう。

心エコーでは、心臓の次の状態がわかります。

◯心臓の大きさ
一般的に、心臓が悪くなると、心臓は大きくなります。

「心臓拡大」とは、心臓が、膨らんだ風船のように心臓内部の容積が
大きくなった状態です。

原因としてはいくつか考えられますが、心臓に流れ込む血液量が
相対的に増えて心臓が大きくなった場合は、心臓の弁に
障害が起こっている可能性があります。

また、生まれつき心臓のどこかに穴が開いている「シャント性
先天性疾患」の場合は、穴を通って余分の血液が流れ込んだ部分が
大きくなります。

心臓の筋肉に異常が生じて心臓が大きくなっている場合、
心筋症や心筋梗塞の可能性があります。

不整脈の一種で、心房が細かく震える「心房細動」の場合も、
血液が心房から心室にうまく送られず、心房が膨らみます。

◯心臓の形
心臓が弱ってくると、「フランク・スターリンの法則」といい、
一般的に心臓の形がボールのように丸くなってきます。

◯心臓の厚さ
「心肥大」は、心臓の筋肉が太り、大きくなった状態です。

マラソンなど持久力を必要とするアスリートに見られる心肥大は
「スポーツ心臓」と呼ばれ、治療は要しませんが、それ以外の
一般の方が心肥大と診断された場合、高血圧や弁膜症などにより
肥大していることが多いです。

◯血液の流れる速度・方向
心臓内では心房から心室に向かって血液が流れていきます。
心エコーでは、心臓内の血液の流れる速度・方向も
見ることができます。

血液がスムーズに流れていないようでしたら、弁が開きにくく
なることによって起こる「弁狭窄」が、血液が逆流している
ようでしたら、「弁逆流」の可能性があります。


◼︎心エコーの欠点

このように心臓病の診断に欠かせない心エコーにも、
欠点はあります。

高度の肥満や痩せなどの体格や、慢性肺疾患などの
肺の状態によっては、綺麗な画像を得ることができないことがあります。

その場合は、心電図やX線検査など、他の検査結果と併せて診断します。






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