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ホルター心電図検査は、普通の心電図の検査とどう違うの?

■ホルター心電図とは

ホルター心電図は、24時間心電図をとる検査です。
といっても、普通の心電図検査のようにベッドに横になる必要はありません。

心電図の電極をいくつか胸につけ(普通の心電図検査より数は少ないです)、
小さな箱のような記録器を腰につけ、いつも通りの生活を送っていただくだけで
検査ができます。

普通の生活を送ることが大切なため、入院する必要はありません。
翌日再び来院し、機器を外します。
通常の心電図検査同様、全く痛みはありません。

不整脈や狭心症の検査として用いられることが多い検査方法です。
ペースメーカーの作動状況の確認にも用いられることがあります。

ホルター心電図の欠点としては、一般の心電図の検査よりも取り付ける
電極の数が少ないため、精度が劣ることが挙げられます。
しかし、不整脈や狭心症の発作が起こったその時の心電図が取れるため、
欠点を大きく上回るメリットがあります。

ただし、他の病気同様、心臓の病気も一つの検査だけで診断することは少なく、
いくつかの検査結果を総合して診断することが多いです。

ホルター心電図を測定して終わり、ではなく、通常の心電図や採血、胸部レントゲン、
心臓超音波などの検査も併せて行うことが多いです。

ホルター心電図の検査をしたにもかかわらず、その他の検査をしたとしても、
それはホルター心電図の検査が無駄だったわけではなく、診断の精度を上げるため
ですので、心配しないでください。


■ホルター心電図は、何のために行うの?

ホルター心電図は、不整脈や狭心症の疑いのある方に行います。

不整脈は1日中続くものもありますが、1日のうち数分しか起こらないものもあります。
通常の心電図は、わずか10数秒しか検査を行わないため、1日数分しか起こらない
タイプの不整脈の場合、心電図検査の時にたまたま発作が起こる確率は非常に低く、
正確な診断ができません。

動悸や胸の痛みで病院を受診しても、いざ心電図をとる時には症状が治まってしまった
ということはよくあることです。

ホルター心電図は24時間記録をつけますので、ほんの数分の不整脈も
記録することができるのです。

ホルター心電図装着中に不整脈の自覚症状が現れた場合、心電計についているボタンを押します。
ボタンを押した時の心電図と照らし合わせることにより、より診断が正確になります。

また、活動状況と心拍数の変化を正確に照らし合わせるため、食事や排便などを
いつ行ったか、1日の生活を記録する必要があります。

自覚症状がないのに検査する意味があるのかという質問も多いのですが、
自覚症状が全くなくても、不整脈がおきていることもよくあります。
ホルター心電図では、こうした隠れ不整脈も、検出することができます。


■ホルター心電図検査の際の注意点は

心電図検査のイメージから、安静にしていなければならないのかと
思う方もいらっしゃいますが、安静にする必要はなく、むしろいつも通りの
活動をしていただいた方が良いです。

ただし、機器は耐水性ではないため、入浴はできません。

また、携帯電話やIH調理器、CT、MRIなど、電磁波が出る機械には
近寄らないようにする必要があります。
電気毛布も使用できません。

皮膚が弱い方は、電極を取り付ける絆創膏でかぶれることもあります。





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