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うつ病と薬の飲み方③ SSRI〜(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の特徴と副作用〜

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SSRIは、最も一般的に使用されている抗うつ薬です。
「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」という名前の通り、
セロトニンの再取り込みだけを阻害します。
他の神経伝達物質には作用しないため、副作用が少ないという
利点があります。

〈主な副作用〉
・食欲不振
・吐き気
・便秘
・体重増加
・性欲不振
・アクチベーション・シンドローム
(不安、焦燥感、不眠、自傷行為、パニック発作、敵意、衝動性などが増すこと)

〈一般名・成分名〉
フルボキサミン…製剤名:ルボックス、デプロメール、フルボキサミンマレイン酸錠
パロキセチン…製剤名:パキシル錠、パロキセチン錠など
セルトラリン…製剤名:ジェイゾロフト
エスシタロプラム…製剤名:レクサプロ

〈注意点〉
・服用開始時に、不安や焦燥感などのアクチベーション・シンドローム
が起こることがあります。
1〜2週間でおさまりますが、自ら命を絶たないよう十分注意する
必要があります。
・高血圧の薬など、他の薬と併用した時に副作用が出やすい特徴があります。
薬を常用している方は、事前に医師や薬剤師などに飲み合わせを
確認した方が良いでしょう。


◼︎個々の成分の副作用

≪フルボキサミン…製剤名:ルボックス、デプロメール、フルボキサミンマレイン酸錠≫

フルボキサミンは、SSRIとして日本で初めて発売された医薬品です。
副作用は、比較的少ないとされています。

最も一般的な副作用は、吐き気ですが、服用を続けていると、
徐々に治まってくることが多いです。
服用初期は、吐き気止め(プリンペラン等)と一緒に処方されることもあります。

眠気の副作用は、比較的少ないとされています。

フルボキサミンには、一緒に服用してはいけない薬があるので注意します。

睡眠導入剤のラメルテオン(製剤名:ラメルテオン錠、ロゼレム)や、
筋肉のコリをほぐして痛みを和らげる働きのあるチザニジン
(製剤名:テルネリン錠、チザニジン顆粒など)は併用禁忌と
なっていますので、ご注意ください。

なお、ラメルテオンに関しましては、うつ病に対して禁忌とされています。


≪パロキセチン…製剤名:パキシル、パロキセチン錠など≫

パロキセチンの製剤は、2000年より発売されています。


パロキセチンの服用では、2割強の方に傾眠が見られます。

傾眠とは意識障害の一種で、周囲からの刺激があると我にかえるが、
すぐ意識が混濁する状態です。
分かりやすくいいますと、うとうとした状態です。

運転はもちろん、仕事をされている方は仕事の差し障りますので、
使用には注意が必要です。

次に多い副作用が吐き気です。
2割弱の方に見られますが、服用を続けるにつれ、消失していくのが一般的です。
服用初期は、吐き気止め(プリンペラン等)と一緒に処方されることもあります。

パロキセチンの製剤には、CR錠タイプも存在します。
CR錠とは、溶ける速度の異なる基材などを用いることにより、
徐々に成分が放出されるようにした製剤です。

成分が少しずつ作用するため、消化器系の副作用が軽減され、
吐気も軽減するとされています。

パロキセチンで効果が見られるにもかかわらず、吐気の副作用に
耐えきれず、服用を断念せざるを得ない人にとって朗報です。

海外の報告ではありますが、吐気が原因でパロキセチンの服用を
止めた人の割合が、CR錠にすることにより4割弱減ったという
報告もあります。


≪セルトラリン…製剤名:ジェイゾロフト≫

セルトラリンの製剤は、日本では2006年に発売されました。

最も多い副作用が吐き気で、2割弱の方に見られますが、服用を続けるにつれ、
消失していくのが一般的です。
服用初期は、吐き気止め(プリンペラン等)と一緒に処方されることもあります。

次に多い副作用は傾眠で、1割強の方に見られます。

上述したように傾眠とは意識障害の一種で、うとうとした状態です。
自動車などの運転や、仕事に差し障りますので、注意が必要です。

その他、下痢、頭痛、口内乾燥などの副作用が比較的多く見られます。


≪エスシタロプラム…製剤名:レクサプロ≫

エスシタロプラムは、日本では2011年8月から発売が開始されました。
SSRIとしては最も新しい製剤です。

エスシタロプラムは、セロトニンだけを選択的に再取り込みを
阻害する能力が高いことが特徴です。

実はSSRIは、「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」とはいうものの、
ノルアドレナリンやドーパミンの再取り込みを阻害する働きもあります。

セロトニンの再取り込みを阻害する働きよりも、
ノルアドレナリンやドーパミンの再取り込みを阻害する働きの方が
低いため、SSRIと呼ばれているのが実情です。

しかし、エスシタロプラムはセロトニンだけを選択的に再取り込みを
阻害する働きに優れ、その上、効果が出るまで1週間程度と、
他のSSRIより2倍以上早いという利点があります。

しかも、急に服用をやめても、離脱症状が起こりにくい薬剤でもあります。
※離脱症状とは、急に薬を中止すると現れる症状のことで、
不安や焦燥感などの精神症状のほか、下痢、頭痛、めまい、吐き気、
筋肉痛などの知覚症状もあります。

このように多くの利点があるエスシタロプラムですが、反面
副作用の発現率が高く、吐気と傾寝が1/4弱の方に見られます。

また、1割前後の方に、頭痛やのどが乾きやすいという副作用が
見られます。






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