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低身長の見つけ方と治療法③ 〜低身長の治療〜

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前述のように、低身長の原因としては、幼児期は栄養不足、
それ以降は生活習慣の乱れによる成長ホルモンの分泌阻害が
考えられますが、疾病が隠されていることもあります。

まずは、前述した「成長曲線」で、お子様の身長パターンを
確認してください。

ネットで、「成長曲線」で検索すると、様々なサイトがみつかります。

そこでお子様の各年齢における身長を入力すると、
グラフに表示してくれます。

利用する成長曲線は、SD値を表示してくれるものを選びましょう。
SD値とは、標準偏差、つまり平均値からどれくらい離れているかを意味しています。

-2SD以下の身長が続く場合は、なんらかの疾病が隠れている可能性があります。
ただし、-2SD〜+2SDの範囲には、およそ95%の子供の身長が
この範囲に収まる計算になります。

逆に言えば、5%の子供の身長は、統計上必ずこの範囲から外れることになりますので、
ご両親とも身長が低い家計のお子様が、-2SDより低くても、標準曲線に沿って
成長していれば、順調に成長していると考えられます。

ただし、急に伸びが悪くなったり、逆に急に大きくなっていた時は、注意が必要です。


■低身長の原因となる疾病

<SGA>
生まれた時の身長と体重が、お母さんのお腹の中にいた期間(在胎週数)に比べて
小さい方10%に入っていたお子様を指します。

妊娠満期で生まれても、早産で生まれたとしても、それぞれの在胎週数の
標準の大きさに比べて小さい場合を「SGA」と呼んでいますので、
たとえ早産で妊娠満期のお子さんより小さく産まれても、その在胎週数の
標準の大きさであれば、SGAではありません。

そして小さく産まれたSGAのお子様でも、9割のお子様は、
2〜3歳までに成長が他のお子さんに追いつきますが、
追いつかない場合は、「SGA性低身長症」の疑いがあります。

SGA性低身長症の場合、成長ホルモンの投与が行われます。
最初の1年間でぐっと身長が伸び、その後は緩やかに成長を続け、
思春期になって骨の成長が止まったら、治療を終了します。

SGA性低身長症の方は、通常より思春期を迎えるのが早い傾向があると
言われています。

一般のお子様でも、思春期を終えると成長が止まります。
SGA性低身長症のお子様は、身長を伸ばすチャンスが、
一般のお子様より短いのです。

SGAはあまり知られていませんが、SGAで生まれてお子様のうち、
約1割には、低身長になってしまう可能性が高いため、
母子手帳などでももっと周知徹底されて良い疾病と思われます。


<成長ホルモン分泌性不全性低身長症など、成長ホルモンや甲状腺ホルモンの病気>

成長ホルモン分泌不全性低身長症や、甲状腺機能低下症など、
ホルモンの分泌異常による成長障害が該当します。

原因は原因不明であったり、脳腫瘍によるものであったりすることが多く、
遺伝によるものは非常に少ないことが特徴です。

成長ホルモン分泌不全性低身長症は成長ホルモン、
甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンを投与し、治療します。


<ターナー症候群、プラダーウィリー症候群など染色体の病気>

ターナー症候群は女子にのみ見られる染色体の異常であり、
女子の低身長の原因の1割弱を占める病気です。

生まれた時は標準よりやや小さい程度で、幼児期は小さいなりに
−2SDの成長曲線に沿って伸びていきますが、
小学生になると、学年が上がるにつれ平均より成長が遅れ、
平均から遠ざかっていきます。

11歳頃の成長のスパートが起こらないため、
一層低身長が目立ちます。

成長スパートの時期までに、成長ホルモンや女性ホルモンの投与を
行うようにします。

プラダーウィリー症候群は、低身長だけでなく、乳児期には
筋肉の緊張が低下したり、幼児期以降は過食傾向がみられます。

筋肉の緊張が低下するというのは、赤ちゃんの腕や足を
曲げ伸ばししても、嫌がって抵抗する力が弱く、
くたっとしている状態です。

成長ホルモンを投与するなどの治療が行われます。


<心臓などの臓器の異常>

心臓や肝臓などの臓器に異常があると、十分な栄養を吸収できず、
低栄養により、身長が伸び悩むということがあります。

この場合は、異常のある臓器の治療を行い、回復することにより
栄養分を正常に摂取することができるようになると、
身長の伸びも正常になります。


このように、低身長の陰には様々な疾病が隠れていることもあるので、
周りのお子さんと比べて小さいと思われたら、今までの成長の記録も
合わせて成長曲線を作成してみて、異常を早期発見・早期治療を
行うようにしましょう。




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