気管支肺炎の症状

肺炎は、炎症の広がり方により、
大葉性肺炎と気管支肺炎に分けられます。

大葉性肺炎とは、1つの肺葉全体に
炎症が広がった肺炎をいいます。

肺葉とは、肺の表面にある深い切れ込みによって
区分される部分で、右は上・中・下の3肺葉に、
左は上・下の2肺葉に分かれています。

これに対して気管支肺炎は、呼吸細気管支から
肺胞に生じる炎症です。

呼吸細気管支とは、気管の最末端で、
肺胞につながる部分です。

肺胞とは、肺の中で気管支が枝分かれを繰り返し、
その末端がブドウの房のようになった袋状の部分で、
ここで酸素と二酸化炭素のガス交換が行われます。

気管支肺炎は、ウイルス感染や、細菌感染が
原因になります。


■気管支肺炎の原因菌

乳幼児期の気管支肺炎の原因菌は、肺炎球菌や
インフルエンザ菌によるものが多く、
学童期では、肺炎球菌、マイコプラズマによるものが多くなります。

成人の場合は、大腸菌などの弱毒菌の感染によるものが多いです。
弱毒菌とは、毒性の弱い菌で、ヒトや環境に普通に存在し、
健康な人にはほとんど問題になりませんが、免疫不全者や
免疫力が弱っていると、感染を引き起こす菌のことです。


■気管支肺炎の症状

気管支肺炎の初期の症状は、咳や痰、発熱、
喘鳴(ぜいめい、呼吸の際ゼーゼーなどの雑音を発する)などです。

一般的に、ウイルスによるものは症状が軽く、
細菌によるものは程度が強くなる傾向があります。

また痰の様子は、ウイルス性では透明に近く、
さらっとしていますが、細菌のものでは黄色くて、ドロッとしてきます。

症状は次第に重くなり、全身症状を示すようになります。

原因菌が肺炎球菌の場合には、大葉性肺炎を起こすことがあります。
大葉性肺炎は、高齢者や免疫力が低下している場合に
起こりやすいです。

軽症、中等症で脱水のない場合は外来治療となりますが、
中等症で脱水を伴う場合や重症の場合は、
入院治療を行うことになります。
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