肺がんの治療法

肺がん治療の原則は、病巣がまだ小さい場合は
手術療法か放射線療法、拡大している場合は、
化学療法が行われます。


■手術療法

近年では、胸腔鏡下での手術も増えてきています。
肺がんの手術療法全体の5年生存率は4割前後です。

病期別では、Ⅰ期で60~70%、Ⅱ期で50%前後、
Ⅲ期で10%前後で、Ⅳ期は手術は行われません。

手術後は、予後の改善のため、
化学療法が併用されるのが一般的です。


■化学療法

肺がんは、発見されたときにはすでに手術ができない
状態になっていることも多いガンのため、
薬物療法の意義は大変大きいものとなっています。

最も悪性度の高い小細胞がんとそれ以外の肺がんでは
薬物に対する感受性が異なるため、
肺がんの種類によって、治療法が選択されます。

化学療法の方法は、全身投与法(経口、静脈内)と、
局所投与法(気管支動脈内、胸腔内)があります。

抗がん剤の副作用としては、嘔吐、食欲不振、下痢、
悪心(おしん、 胸がむかむかして、吐き気のすること)などの
消化器症状や、骨髄機能障害、神経・呼吸障害があります。


■放射線療法

肺がん手術ができない場合、放射線療法が行われます。
また、手術を行う場合でも、手術の前後に併用されることも多いです。

副作用としては、皮膚炎、食道炎、骨髄機能障害があります。


■レーザー療法

肺がんの治療では、レーザー光線の性質を利用して、
2種類の方法があります。

一つは、高出力の熱エネルギーを利用した腫瘍の焼灼と、
もう一つは、レーザー光線の波長を利用した
光線力学的腫瘍治療法です。

腫瘍の焼灼(しょうしゃく)とは、文字通りガンを焼き切って
しまいます。

光線力学的腫瘍治療法とは、レーザーと、光を当てると
化学反応を起こす光感受性物質を用いる治療法です。

ある種の光感受性物質は、正常な部位よりも、
がん細胞にたくさん集まる性質があります。

これらの光感受性物質は、レーザー光をあてると活性化し、
落ちついた状態に戻る際に活性酸素を出し、
この活性酸素がガンを殺すのです。

いずれのレーザー療法も、気管支内のガンに限られます。


■免疫療法

免疫療法は、副作用がないのが利点です。

ガンを死滅させる効果よりも、がんの生長抑制や、
抵抗力の改善の効果を狙って、補助的に用いられることが多いです。

免疫療法は確立された治療法ではありませんが、
今後のより有効な開発が期待されています。
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