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黄班部網膜上膜形成症の症状と治療法

黄班とは、網膜の一番後ろ(眼底)にあり、
物を見るときにとても重要な役割をする部分です。

その黄班部網膜の上に、薄い繊維性の膜が増殖し、
視力低下を起こす病気です。

セロファン黄斑症、黄斑前線維症、網膜前膜
などとも呼ばれます。

若い人には少なく、50歳以上の中高年以降で発症し、
特に75歳以上の人に多く見られる病気です。


■黄班部網膜上膜形成症の症状

軽度の視力低下や変視症(物がゆがんで見える)で発症し、
徐々にその程度が強くなります。

病気が進行すると、視力は0.1前後まで低下しますが、
失明の心配はありません。


■黄班部網膜上膜形成症の治療

治療法は、手術しかありません。

まず最初に、後部硝子体を切除し、そのあとで前膜を剥がします。
局所麻酔で行い、30分程度で終わる手術です。

黄班部網膜上膜形成症は失明に至る病気ではありませんが、
視力低下が進んでからや、発症後長期間たってからの手術では、
視力の回復が悪くなります。

逆に、手術前の視力が良いほど、早期に網膜の修復が進み、
正常レベルまで視力が戻ることが多いです。
ただし、回復の仕方はゆっくりで、半年以上かかることも
まれではありません。
また、ゆがみの症状が残ることもあります。

黄班部網膜上膜形成症では、白内障を合併していることが多いため、
白内障を発症している場合は、同時に白内障の手術も行われます。


■黄班部網膜上膜形成症の再発の確率

手術をしても、1~2割の人に再発しますが、
手術が必要になるほど進行する人は数%程度です。

最近では、手術中に内境界膜をとるようになり、
再発率も減ってきています。
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