強膜炎の症状と治療法

眼球の一番外側の部分を”強膜”といいます。
正確に言うと、眼球の外壁の一番前の部分、
黒目の部分だけが透明な”角膜”で、
それ以外の部分は白い不透明な強膜という
組織で覆われています。


■強膜炎とは

強膜炎とは、強膜に炎症が起きている状態をいい、
特に強膜の表面に炎症がみられるものを
上強膜炎と呼ぶこともあります。

30~50代に最も多くみられ、
男性よりも女性に多く発症する病気です。

慢性関節リウマチ、SLE、側頭動脈炎、ウェゲナー肉芽腫症、
痛風、潰瘍性大腸炎、クローン病、強皮症、糸球体腎炎、
シェーグレン症候群、ヘルペスなどの
全身の疾患が原因となって発病することもありますが、
多くは原因不明です。

片目だけの場合も、両眼の場合もあります。


■強膜炎の症状

上強膜炎では、充血が強いですが、
それ以外の症状は軽いです。

強膜炎の場合は、非常に強い目の痛みがあり、
充血も上強膜炎よりも強く、
やや紫がかった赤色に充血します。

このほか眼の圧痛、涙量の増加、
明るい光に対して過敏になるといった症状が出ます。

強膜が溶ける壊死性(えしせい)強膜炎になると、
その部分の強膜が薄くなって、中ののぶどう膜という
濃い茶色の部分が透けて見えるようになるため、
白目に黒いところが出てきたように見えます。

また、強膜炎の範囲が広く、目の後ろ側まで
侵される後部強膜炎になると、
視力もかなり低下します。


■強膜炎の治療法

全身疾患が原因の場合は、その治療を並行して行います。

局所の感染による場合は、
その原因微生物に対する薬物を投与します。

局所の感染でない場合は、プレドニゾロンなどの
副腎皮質ステロイド薬を重症度に応じて投与します。

上強膜炎の場合は点眼で比較的容易に軽快しますが、
強膜炎の場合は多くは全身投与が必要です。

穿孔の危険がある場合は、保存角膜、
保存強膜移植をする場合もあります。
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