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網赤血球数(RET) |検査値の見方 【検査値ガイド】

網赤血球数(RET)は、赤血球産生能を見る検査です。

網赤血球とは、骨髄で作られたばかりの若い赤血球のことです。
色素で染めて顕微鏡で観察すると、RNAという物質が
網目状に見えるので”網赤血球”と呼ばれています。

網赤血球は、作られた後、2日ほど骨髄内に留まり、
その後血液中に移動して1~2日で成熟した赤血球になります。

網赤血球数(RET)の増加は骨髄での赤血球の
生産力の亢進を、減少は低下を意味しているため、
網赤血球数を測定することにより、
間接的に造血能力を測定することができます。

とくに貧血治療の際の、投薬の効果をはかる際に
活用されています。

たとえば、貧血と診断された際と、
投薬後の検査値を比較し、網赤血球数(RET)が
2倍程度に増加していれば、治療に一定の成果が
現れていると考えられます。

また、巨赤芽球性貧血に対するビタミン12の投与の
治療効果を判定したり、化学療法や抗がん剤などによる
骨髄機能の回復を見るためにも用いられます。


■網赤血球数(RET)の異常と考えられる病気

網赤血球の正常値は、男性で0.2~2.7%、
女性で0.2~2.6%です。

正常値より高い価の場合は、溶血性貧血、
巨赤芽球性貧血、骨髄異形性症候群、
大量出血時の回復時、鉄欠乏性貧血の治療や回復時、
悪性貧血の治療や回復時などが考えられます。

溶血性貧血で網赤血球数が増加するというのは、
少し分かりにくいかもしれませんが、
赤血球が破壊(溶血)されて貧血が起こっているときは、
それを回復させようと、骨髄で赤血球数の産生が増すため、
網状赤血球も増加します。
そのため、溶血性貧血では網状赤血球数が6~7%と
著しく増加するのです。

赤血球が出血で減った場合も、
それを補うために骨髄で赤血球を作るので、
網状赤血球が増えることがあります。

また、巨赤芽球性貧血や骨髄異形性症候群のように、
骨髄で母細胞が壊される病気でも
同じ理由で増加を示します。

逆に正常値より低い価の場合は、再生不良性貧血、
悪性貧血増悪期、髄線維症、急性白血病、
骨髄機能低下、脾機能亢進などが考えられます。
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