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脳卒中予防に55年ぶり新薬登場|ダビガトランとワルファリン、その効果とメリット・デメリット

脳梗塞のうち、心房細動を原因とした脳梗塞は、
心房細動によってできた血液のかたまりが
脳まで流れていき、太い脳動脈を
詰まらせてしまうことにより、発症します。

このタイプの脳梗塞には、抗凝固薬の投与が
求められています。
しかし、現在、抗凝固薬の投与は、
約半数にとどまっているのが現実です。

これは、今まで抗凝固薬には”ワルファリン”しかなく、
効果は高いものの、使いづらいためです。

ワルファリンは、
1.効果が現れるのが遅い。
2.納豆、クロレラ、青汁、抹茶などの食物や、
  薬物の影響を受ける。
3.効果に個人差が大きく投与量の調節が難しい
などの欠点があります。

しかし、あたらしく”ダビガトラン”という新薬が
使えるようになり、選択肢が広がりました。

ダビガトランは、血液中の”トロンビン”という
血液凝固因子を直接阻害します。

食事の制限もなく、1日2回服用すればよいだけど、
従来のワルファリンよりもずっと使いやすくなっています。

ただし、リスクもあります。
血栓を予防するという薬の特性上、
出血のリスクがあり、抗凝固作用が強ければ強いほど、
出血のリスクも高まります。

実際、ダビガトランの使用開始以降、
重篤な出血例やそれに伴う死亡例が報告されています。

しかし、ワルファリンにも同様のリスクはあるため、
どちらの製剤を使用するにせよ、薬剤のリスク・ベネフィットの
説明をきちんと受け、選択することが大切です。

また、ダビガトランはワルファリンよりも
薬価が高くなります。

ところで、今後は第Xa(凝固)因子の活性を抑制する
”リバロキサバン”の認可される方向で、
さらに治療の選択の幅が広がることが期待されています。
 
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