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鉤虫(こうちゅう)症の症状と治療法

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鉤虫症とは、線虫類の一種の鉤虫(こうちゅう)が
小腸に寄生して起こる腸管感染症であり、
寄生虫病です。

日本国内の患者数は非常に少なくなりましたが、
一部の農村では未だに流行が見られ、
また最近では、海外旅行中に感染する人も
見られるようになりました。

世界的には、熱帯から温帯地方に広く見られる
寄生虫病で、世界中で約10億人が感染していると
みられています。

鉤虫の幼虫が付着した野菜などを食べて
感染する場合と、土壌中の幼虫が、
手足の皮膚から入り込んで感染する
経皮感染とがあります。

幼虫は体内に入ると、小腸まで体内を移動し、
そこで成虫になります。

少数感染では無症状ですが、多数感染すると、
幼虫と成虫による症状が現れます。

幼虫は、経皮感染した際に皮膚炎を起こします。
また、体内を移動する際に、一過性の
肺炎を起こします。

成虫は小腸粘膜で吸血するため、鉄欠乏性貧血を
引き起こします。
また、動悸、息切れ、めまい、頭痛などの症状も
あらわれます。

便内の虫卵検査を行って、診断します。

治療には、コンバントリンを使用します。
1回の内服で効果があり、副作用もほとんどありません。

便内の虫卵からは直接感染することはないため、
排せつに関する特別な処置は必要ありません。
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