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腋窩多汗症治療に、ボツリヌス療法が保険利用可能に

多汗症は、文字通り必要以上に汗が分泌されてしまう症状です。
脇や手のひら、足の裏、額など部分的に起こる「局所性多汗症」と、
全身的に起こる「全身性多汗症」があります。

原因としては、ストレスや食生活、体質、ホルモンバランス、病気などの
要因により、交感神経の機能が正常に働かなくなることによります。

過剰な汗で悩んでいる人は意外と多く、2010年の厚生労働省の
調査では、約14%、約7人に1人が汗による障害を感じているという
報告があります。

2012年11月下旬より、多汗症の中でも、脇の下に過剰な汗が出る
「腋窩(えきか)多汗症」の治療法の一つのボツリヌス療法に、
保険が適用になりました。


■腋窩多汗症とボツリヌス療法

腋窩多汗症の治療には、
・薬による外用療法、
・電流を流して汗腺の働きを抑えるイオントフォレーシス
・ボツリヌス毒素製剤の注射
・胸部交感神経遮断術(手術)
の4つの治療法があります。

外用療法やイオントフォレーシスは簡単ですが、
効果がわずか数日から数週間しか続きません。
胸部交感神経遮断術は有効ですが、
手術と言うことでハードルが高いと思われる人も多いでしょう。

ボツリヌス毒素製剤の注射は、しわ取りや、
瞼の痙攣治療として知られていますが、
汗の分泌を支配する神経をブロックする効果があります。

1回の注射で4~9ヶ月ほど発汗を抑える効果が
期待できますが、今までは保険がきかないため、
高価なものでした。

今回、保険適用になるのは、自覚症状で
「発汗がほとんどガマンできず、日常生活に頻繁に支障がある」
以上の重症レベルとされています。

注射により、3~4日目には効果が現れ、
通院の必要もなく、治療時間は10分弱ですので、
日帰りによる治療が可能です。


■腋窩多汗症とわきが(腋臭症)

余談ですが…

腋窩多汗症はよくわきがと混同されますが、全く別のものです。
汗を出す汗腺には、水のような汗を出すエクリン腺と、
油分の汗を出すアポクリン腺の2種類があります。

アポクリン腺は通常腋や陰部などにだけあり、
全身に分布しているのはエクリン腺です。

わきがはアポクリン腺からの分泌物に含まれる
タンパク質や脂肪酸などが、皮膚表面の細菌により
分解されることで発生すると考えられています。

エクリン腺は水のような汗なので、においはありません。
(もちろん大量に汗をかくと、細菌によりいわゆる”汗臭い”
 においを発生させます)

腋窩多汗症で大量にかく汗はエクリン腺からによるものなので、
わきが特有のツンとくる臭いではないのが特徴です。
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| 2013年01月17日 | その他の病気 | 編集 |
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