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気管支拡張症の症状と治療法

気管支拡張症とは、気管支が非可逆的に拡張してしまう
病気です。

医療で”非可逆的”というときは、
”治療をしても発病前の状態に戻らない”という意味です。

気管支は何回も枝分かれをしていきますが、
通常は分枝回数を重ねるごとに、
内腔が細くなっていきます。

しかし、気管支拡張症では、中枢部から末梢の内腔が
拡大して大きくなっています。

肺全体に起こる場合と、局所に起こる場合があります。

気管支が拡張すると、気管支の浄化作用が低下し、
痰がたまって細菌などが繁殖しやすく、
気管支炎や肺炎にかかりやすくなります。

また、拡張した気管支には血管が増え、
血痰や喀血も出現することがあります。

気管支拡張は様々な原因で起こりますが、
原因となった病名が明らかな場合には、
気管支拡張症ではなく、原因となった疾患名が
病名として用いられます。


■気管支拡張症の原因

気管支拡張症の原因は、生まれつきの異常、
幼少時にかかった肺炎やはしかや百日咳などの後遺症、
免疫異常など様々です。

かぜや肺炎などで炎症を繰り返すことも、
気管支拡張症の原因となります。


■気管支拡張症の症状

多量の膿性痰(のうせいたん、どろっとした痰のこと)と
慢性の湿性咳嗽(しっせいがいそう、痰や喀血を伴う
湿った咳のこと)が特徴です。

血痰や喀血(かっけつ)もしばしばみられます。

気管支分泌液が気管支が拡張した部分にたまり、
就寝時などの姿勢の変化でそれらが流出することで、
咳や喀痰をくりかえします。

30~40%に慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)が合併し、
肺炎や膿胸(のうきょう)、肺膿瘍(はいのうよう)などの
肺感染症を合併することもあります。

重症例では、爪の付け根が肥大し、爪の先が
手の平側に曲がって大きくなる状態になる
”ばち状指”がみられます。

末期では、呼吸不全により、血液に含まれる赤血球量が
多くなる”多血症”が起きることがあります。
多血症になると、赤血球の増加によって血液の濃度が
高くなってしまうので、その分動脈硬化や
血栓が詰まってしまう病気を起こしやすくなります。


下記のような症状がある方は、
気管支拡張症にかかっている可能性があります。

・持続する咳、痰(黄色~緑色)があり、時に血痰や喀血がある方

・副鼻腔炎(蓄膿症)と言われたことがあったり、現在治療中の方


■気管支拡張症の治療

残念ながらいったん拡張した気管支はもとには戻らないため、
治療の中心は対症療法となります。

気管支の中に痰をためないよう、痰の喀出(かくしゅつ)を促すために、
喀痰調節薬の投与や、吸入療法、体位ドレナージを行います。

体位ドレナージとは、いろいろな体位をとることにより、
肺や気管支に溜まった痰(痰唾)を出しやすくする方法です。

痰を切れやすくするため、水分補給も有効です。

感染症を合併したときは、抗生物質を内服したり、注射したりします。
最近は、マクロライド系の抗生物質を少量内服することで、
症状がかなり抑えられることもあることが分かってきました。

血痰や喀血に対しては、少量の場合は止血薬の内服と、
安静で対処します。

持続する場合や、出血量が多い場合は、入院し、
止血薬を点滴したり、気管支鏡で出血している気管支に
直接止血剤を注入したり、大腿部から動脈にカテーテルをいれ、
出血に関わっている血管(動脈)を探し、その血管を
ふさいでしまう治療(気管支動脈塞栓術)を行うこともあります。


■気管支拡張症の予防

気管支拡張症は、肺胞(ガス交換をする部分)の発育が盛んな
乳幼児期の感染症が原因になることが多いので、
百日咳や麻疹にかからないよう、予防接種が勧められます。
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| 2012年09月30日 | その他の病気 | 編集 |
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