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下肢静脈瘤のレーザー治療が保険適用に 日帰り手術も可能

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)は、脚の静脈がこぶの
ように膨らみ、皮膚の表面にボコボコと浮き出る疾患です。
見た目が悪く、脚のむくみやだるさ、こむら返りなどのほか、
色素沈着や潰瘍などの皮膚症状も起きます。

足の静脈にある、重力に逆らって血液を心臓に戻すための逆流
防止の弁が突いているのですが、この弁が壊れることにより下
に血液がたまり、血管が拡張や蛇行を起こしてこぶができます

弁が壊れる原因は、遺伝や長時間の立ち仕事、妊娠・出産など
があります。
最大の要因は遺伝で、親族に患者がいる方は、下肢静脈瘤にな
りやすいといえます。

従来、下肢静脈瘤には「ストリッピング手術」という特殊な器
具で問題の静脈を引き抜く治療法が、標準的な治療法として行
われてきました。
治療成績も良好で保険が使えるのですが、下半身または全身の
麻酔を行うため、1週間程度の入院を必要とするのがネックで
す。

一方、2011年1月に医療保険が適用になった「レーザー治療」
は、レーザーの熱で血管を焼いて閉塞する方法です。
脚に局所麻酔をして、静脈にカテーテルという管を通し、その
管の中に光ファイバーを通してレーザーを照射します。
傷はカテーテルの入り口だけで小さいですし、局所麻酔のため
、患者は日帰りできます。
レーザー照射の時間は5分程度で、痛みは感じません。
見た目を良くするために、出来てしまったこぶを切除するので
すが、その工程を含めても、全体で40分程度で治療が終わっ
てしまいます。

今までは自由診療でしたが、2011年1月より、薬事承認を
受けた機器を備え、厚生労働省が義務付けた講習を受講した医
師が勤務する医療機関に限り、保険診療が認められました。
3割負担で、片足なら約5万円です。



下肢静脈瘤のレーザー治療を保険診療で受けられる施設(2011
年2月現在)

【北海道】
・動脈クリニック・村木外科(札幌市)
・藤澤心臓血管クリニック(小樽市)

【東北】
・JR仙台病院血管診療センター(仙台市)
・福島第一病院心臓血管病センター(福島市)

【関東】
・都庁前血管外科・循環器内科(東京都新宿区)
・四谷・血管クリニック(東京都新宿区)
・新宿外科クリニック(東京都新宿区)
・お茶の水血管外科クリニック(東京都新宿区)
・東京ヴェインクリニック(東京都豊島区)
・両国あしのクリニック(東京都墨田区)
・北青山Dクリニック(東京都渋谷区)
・新東京病院(千葉県松戸市)

【東海】
・武田ハートクリニック(名古屋市)

【近畿】
・坂田血管外科クリニック(大阪市)
・近畿大学医学部奈良病院心臓血管外科(奈良県生駒市)

【中国】
・下肢静脈瘤日帰りセンター諸國眞太郎クリニック(岡山市)

【四国】
・辻クリニック(高松市)
・白石心臓血管クリニック(高松市)
・今治第一病院(愛媛県今治市)

【九州・沖縄】
・福岡和白病院ハートセンター下肢静脈瘤レーザー治療外来(
福岡市)
| 2011年02月28日 | その他の病気 | 編集 |
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