うつ病

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うつ病と薬の飲み方⑥ 〜サインバルタの特徴と副作用〜

◼︎サインバルタの特徴

サインバルタ(成分名:デュロキセチン)は、2010年、日本で2番目に
発売された、SNRI抗うつ剤です。

日本でも比較的頻繁に処方されていますが、世界的な使用量は
非常に多く、2012年の全世界全薬品売り上げランキングで
10位にランクされています。
もちろん抗うつ薬、抗不安薬などの向精神薬中トップを占めています。

サインバルタは、飲み始めてから効果が現れるまでの期間が短く、
概ね1週間程度から効果がみられ始めます。

また、ゆっくりと代謝・排泄されるため、1日1回の服用ですみます。

抗うつ効果は強い方で、特に“楽しみ”“意欲”を改善させる効果に
優れているとされています。

また、心因性の痛みを軽減する作用を持つことも、
大きな特徴の一つです。

実は、うつ病を患っている方の6割は、なんらかの痛みを併発している
と言われています。
特に、心因性の痛みを訴える方が多いです。

心因性の痛みとは、レントゲンなどで調べても異常が見られず、
痛みの原因がわからない痛みのことです。

痛みが強いと、うつ病の経過にも悪影響を及ぼすため、
うつ病の改善には痛みのコントロールも非常に重要なのです。

サインバルタが処方される場合、一般的に1日1回20mg服用し、
服用から1週間後、1日40mgに増量されることが多いです。

そのため、薬が増量されたからといって、うつ病が悪くなったと
悲観する必要はありません。

妊娠中の服薬に関しましては、サインバルタは、アメリカFDAの
薬剤退治危険度分類基準で、「C:危険性を否定することができない」に
分類されています。

そのため、妊娠中はなるべく使用しないようにされますが、
精神的に不安定で、服用を中止すると胎児に悪影響を及ぼす場合などに、
処方されることもあります。

なお、三環系抗うつ薬や、SSRIのパロキセチン(製剤名:パキシル)は、
サインバルタより危険度の高い「D:危険性を示す確かな証拠がある」のため、
これらの抗うつ剤を服用している方で、将来妊娠の可能性がある方は、
主治医と相談の上、サインバルタへ変更をしておいたほうが良いでしょう。

また、サインバルタは母乳に移行するため、サインバルタを服用している方は
母乳育児をすることができません。


◼︎サインバルタの副作用

副作用は抗鬱薬の中でも少なめですが、下記のような症状が
現れることがあります。

・胃部不快感
・吐き気
・眠気
・めまい
・ふらつき
・口渇
・傾眠
・頭痛
・便秘
・下痢
・腹部痛
・不眠(SSRIよりは悪影響は少ないとされている)
・食欲減退

眠気・めまい・ふらつきなどの副作用が起こることがあるため、
特に飲み始めの頃は、車の運転や危険を伴う作業には、
十分注意する必要があります。

サインバルタの副作用発現は少ないとはいえ、
吐き気は、3~4割の方に見られる副作用です。
飲み始めの1~2週間は辛いですが、次第に弱まってきます。

ですが、この1~2週間を耐えることができない方もいらっしゃるため、
心配な方は、あらかじめ胃薬等を処方してもらっても良いでしょう。
胃薬は、吐き気予防に効果があります。

便秘・下痢などの症状に対しても、下剤や整腸剤などを服用して
対応することが多いです。

しかし、副作用が強く、1~2週間経過しても改善する様子がない場合は、
他の抗鬱薬に切り替えることができないか、主治医と相談してもよいでしょう。


◼︎サインバルタの服用法

サインバルタは、上述の通り、1日1回20mgの服用から始め、
服用から1週間後、1日40mgに増量されることが多いです。

その後は、1週間以上の間隔をあけて、20mgずつ増やしていきます。
一般的に、40-60mgの投与が多いです。

1〜2ヶ月服用して、効果の有無を見ます。
効果が現れなければ、別の薬を検討することとなります。

効果が現れ、気分が安定しても、効果が現れてから6~12ヶ月は
サインバルタをそのまま飲み続けることが推奨されています。

服薬を続け、再発もなく、気分が安定しているようでしたら、
徐々にサインバルタの服薬量を減らすのですが、ここで注意が必要です。

サインバルタを含むSNRIはSSRIなどと比べ、ゆっくりと代謝・排泄されるため、
減薬時の離脱症状が出にくいとされています。

しかし、サインバルタはカプセルしかないため、錠剤のように半分に
割ったりして薬の量を微調整することができません。

そのため、1カプセル分、20mgずつ減薬するしかなく、
減薬が比較的難しいお薬です。

医師の指示に従い、慎重に減薬をする必要があります。







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