糖尿病

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糖尿病食と糖質制限食 欧米では賛否両論

糖尿病食の治療のために、糖質制限食をされている方も
多いと思われます。

糖質制限食は、ダイエットしたい方にも人気の方法です。

ところが、2013年3月、日本糖尿病学会は、糖質制限食について
"勧められない"とする提言を出しました。


◾︎糖質制限食とは

糖質制限食は、糖質の摂取をできるだけ抑える方法です。
"糖質"とは、炭水化物から食物繊維を抜いた残りの栄養素を指します。

糖質は、ご飯やパン、麺類など、いわゆる"主食"に多く含まれるため、
簡単に言えば、主食を抜いておかずばかりを食べるイメージとなります。

砂糖は糖質の塊ですから、もちろんケーキやクッキー、
チョコレートなどのスイーツも厳禁です。

なぜ糖質制限食が糖尿病の治療食として広まったかと言いますと、
インスリンの働きと深い関係があります。

食べ物が消化・吸収されると、糖質は100%血糖に変わるのに対し、
タンパク質や脂質は血糖には変わりません。

血液中の糖が増えるとインスリンが分泌され、
余分な血糖を細胞に取り込もうとします。

細胞に取り込まれた糖の一部は脂肪に変わり、皮下脂肪として蓄積されます。
そのため、糖質を制限すると脂肪が増えにくくなり、ダイエット効果が
得やすくなるのです。

ところで、血糖が増えるたびにインスリンが分泌されるということは、
それだけインスリンを分泌するすい臓のβ細胞に負担をかけます。

特に糖尿病患者は空腹時血糖と食後血糖の差が大きい"ブドウ糖スパイク"の
状態にありますから、正常な方よりも血糖が上がりやすく、
結果としてインスリンがより大量分泌されやすく、β細胞は疲弊し、
やがてインスリンの分泌能力が低下していってしまいます。

こうした背景から、血糖を上げる元凶である糖質を排除するという
糖質制限食が、糖尿病の治療食として提唱されるようになりました。


◾︎糖質制限食の問題点

では、このように良いことばかりのように見える糖質制限食が、
なぜ賛否両論あるのでしょうか?

ます、最初に申し上げたいのは、糖質制限食は確かに血糖をあまり
上昇させない働きがあり、肥満の方の体重を減少させる効果が
あるということです。

では、何が問題なのでしょうか?

一番の問題は、糖質制限食、特に3食とも主食を抜く
スーパー糖質制限食は、続けることが非常に困難だということです。

また、既に糖尿病に罹患していて、経口血糖降下剤の内服や、
インスリンの注射をされている方は、低血糖発作を起こす可能性があるため、
必ず医師と相談の上、糖質制限食を行う必要があります。
入院して糖質制限食を行うことが望ましいでしょう。

ダイエット目的で糖質制限食を行う場合の問題は、目標体重に達すると
安心して糖質制限食を止めてしまい、その結果多くの方が元の体重に
リバウンドしてしまうことです。

人類が農耕を始めてから数千年。
私たちの体は血糖を上昇させる穀類の大量摂取に未だ適していない、
との指摘がありますが、一度穀類の美味しさを知ってしまうと、
それを生涯にわたって排除するというのはほぼ不可能といってもいいでしょう。

日本で糖質制限食を推進している医師は、お米があまり美味しくない
西日本に集中しているという指摘もあります。

アメリカでは、糖質制限食はもちろん、すべての”糖尿病食”の概念を
なくしました。

バランスよく食事を摂取して肥満を解消し、BMI25未満を維持する。
食事の内容や量も、本人が決めます。

日本糖尿病学会の食餌療法も、以前よりは緩やかになってきました。
以前は厳格なカロリー計算を課すところもありましたが、
現在は、適正体重を保たれればよい、というところも増えてきています。

ただし、共通しているのは、”砂糖はできるだけ控えめにすること”ということです。
やはり血糖を急激に上昇させる食材は、控えた方が良いということです。

人工甘味料については、最近の知見で、体がより糖分を吸収しやすくなり、
砂糖よりも太りやすくなる、という報告がありました。

カロリーはありませんが甘さは感じるため、脳は糖分を摂取したと誤解し、
糖分を吸収しようとするものの糖分が吸収されないため、
結果として、通常の食事などからの糖分の吸収率がアップするのだとか。

また、糖分を吸収しようと、食欲がアップする働きもあると言われています。

人工甘味料は、砂糖以上に控えるべき成分であると言えましょう。





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