新しい病気

新型コロナウイルス 中東呼吸器症候群 SARSの次はMERS

◼︎MERSとは

2003年、新型肺炎SARS(サーズ)が世界的に流行し、
900人もの人が亡くなりました。

今、中東呼吸器症候群MERS(マーズ)の感染の拡がりが
心配されています。

SARSもMERSも、"新型"コロナウイルスです。
コロナウイルスには非常に色々な種類があり、
中には普通の風邪の原因となっているものもあるほど、
ごくありふれたウイルスです。

しかし、中には毒性が強いものもあり、
特にウイルスが変異して新しくできた"新型"ウイルスには
ヒトは免疫を持っていないため、重症化しやすいのです。

そして、MERSは、致死性が高いのではないかと、
非常に心配されています。

MERSは、"中東"呼吸器症候群という名前の通り、
中東を中心に感染が広がっています。

2014年5がつ現在、感染者の総数は600人強ですが、
30%もの方が亡くなっています。

世界中であれだけ騒ぎになったSARSの致死率が
10%ですので、MERSの致死性の高さが分かると思います。


◼︎MERSの症状と治療法

MERSの症状は、高熱が出たり、激しい咳や息切れ、
呼吸困難を起こし、ほとんどの方が肺炎を起こします。
そのほかに、下痢起こす人が多いのが特徴です。

MERSは感染してから症状が出るまでの潜伏期間が
9~12日と長いため、仮に中東で感染したとしても、
帰国時には症状がなく、検疫や成田空港などにある
サーモグラフィーでも分からない、ということに
なる可能性が高いです。

そのため、中東から帰ってきた方は、帰国後2週間以内に
上記の症状が出たら、中東に渡航したことを告げて、
医療機関を受診しましょう。

マーズウイルスを判別する方法は開発済みですので、
検査を受けることができます。

風邪同様、マーズウイルスそのものを治療する薬は
開発されていないため対処療法になりますが、
MERSの感染を広げないために、入院するなどの
対応を取ることがとても重要になります。

中東など、感染者が出ている国への渡航は、
現在のところ制限されていません。

実際のところ、咳やくしゃみによる飛沫感染なのか、
接触感染なのか、ヒトがどのようにしてマーズウイルスに
感染するのかは分かっていないのが実情ですが、
MERSも感染症の一種ですので、手洗いをしっかり行うなど、
普段インフルエンザ対策で行っていることが、
予防策として有効と思われます。


◼︎日本での対策

2014年5月28日、厚生労働省の専門家会議で、
国内で感染者が確認された場合、入院などの
強制的な措置が取れるようにする方針をかためました。

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