大腸がん

うつ病と薬の飲み方④ 〜SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)の特徴と副作用〜

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)は、
2000年代に入ってから処方されるようになった新しい抗うつ薬です。

第4世代抗うつ薬と呼ばれ、副作用が少なく、効果が出始めるまでの
時間が短いため、第一選択薬としてよく用いられています。

※ちなみに、、、
第1世代抗うつ薬‥‥三環系抗うつ薬
第2世代抗うつ薬‥‥四環系抗うつ薬
第3世代抗うつ薬‥‥SSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)
第4世代抗うつ薬‥‥SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)


◼︎SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)の特徴

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)は、その名の通り、
セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害する薬です。

第3世代抗うつ薬のSSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)は、
神経伝達物質のセロトニンの取り込みを阻害することで、
減少したセロトニンの量を増やすことをはかっています。

それに対し、SNRIでは、セロトニンに加え、ノルアドレナリンの
再取り込みを阻害し、シナプス間隙のノルアドレナリンの量も
増加させることを目的としています。

ノルアドレナリンには神経を興奮させる働きがあり、
意欲や不安、恐怖、緊張といった精神状態に深い関わりがあります。

これだけみると、ノルアドレナリンが多く存在しても
メリットよりデメリットの方が多いように思われがちですが、
実際には、ノルアドレナリンが少なくなると、無気力・無関心になり
意欲が低下し、うつ病の原因となると言われています。

実際、セロトニンに加え、ノルアドレナリンにも作用するため、
SSRIが服用を始めて概ね2週間目以降から効果が出始めるのに対し、
SNRIは、早い人では1週間を過ぎたあたりから効果が出始める人もいます。

また、SNRIは、副作用が少なめと言われているSSRIより
さらに消化器系の副作用が少ないとされています。

ただし、SNRIもSSRI同様、服用を始めた最初の2週間や、
服用量を増やした際、不安やイライラが増したり、パニック発作が起こったり、
自傷や自殺願望、他者への暴力など、「アクチベーション・シンドローム」と
呼ばれる副作用が現れることがあるため、十分な注意が必要です。


◼︎SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)の副作用

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)は、
副作用が少ない第3世代抗うつ薬のSSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)と
比較しても、特に消化器系における副作用がさらに少ないとされています。

しかし、次のような副作用がおこることがあります。

・排尿困難
・頭痛
・吐き気
・倦怠感

SSRIは効果が出始めるのがSSRIより早いのと同様に、
副作用が収まるのもSSRIより早いと言われています。
概ね服用から2週間程度で、不快な症状はおさまってくると言われています。

このようにSNRIは効果の出現が早く、副作用も少ない抗うつ薬ですが、
上述した通り、まれにアクチベーション・シンドロームが現れることが
あるため、十分注意します。





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